雇われている感覚

雇われている感覚

今回の「Feel」は 雇われている感覚。

2013年に出版された「あたらしい働き方」という本を読んだ。
著者はレバレッジシリーズで有名な本田直之さん。これからのあたらしい働き方として6つの価値基準と必要なスキルについて語られた本である。

本の前半では、これからのあたらしい働き方の基準を、チームラボ、カヤック、エバーノート、パタゴニアといった国内外で話題の様々な企業の取材を通じて紹介している。

6つの価値基準とは?

  • 仕事(楽しさ・自由度・クリエイティビティ・社会的インパクトなど)
  • 時間・場所・休日(労働時間・場所・時間の自由、休日 など)
  • 給与・評価(評価システム、会社ルール、人事システムなど)
  • 会社・経営者(規模、成長ステージ、経営者タイプなど)
  • 環境(場所・オフィスの雰囲気、コンシェルジュサービスなど)
  • カルチャ(競争環境、社員レベル、社内雰囲気、服装など)

ここで紹介されているあたらしい働き方は ざっくりいうと「とても自由な環境」であるということだ。
自由であるからこそ、大人としての振る舞いが求められる、成果をだしてなんぼという世界だ。

そして、本書の後半では、そのような働き方を手に入れるために必要な17のスキルを「仕事のスキル」と「思考のスキル」にわけて紹介している。
その中から、僕自身が特にポイントと感じたスキルを紹介する。

自ら考え行動できること
自ら仕事を作れるか。収益が挙がる仕組みをつくることができるか

誰かが見てないとサボってしまうとか、指示されないと動けないとか、いうことでは話にならない。自分自身をマネジメントできる、セルフマネジメントの力がなければならないうことだ。
これができなければ、自由な環境は逆に自分を不幸にしてしまうことになるので気をつけたい。

コラボレーションできる能力
自分の考えを本質的に表現でき、誰かと一緒に考えられるかどうか

個人の才能だけでは実現できないことを会社にいることで実現する。個人で成し遂げられない成果を出すためには重要だ。そのためには、同じチームのメンバーと一緒にいかに物事を考え推し進められるかどうかということだ。。自分の才能だけに頼らず、チームでの働き方ができることを意識したい。

時間効率がハイレベル
隙間時間をどううまく使って仕事をするか

ちょっとした効率化ではなく、徹底した効率化。より短時間で集中して、成果をあがられなければならない。
効率化することで生まれた時間をさらに自己成長の為に使うことができるように、徹底した時間効率を目指したい。

上下でなく横のパートナーシップ
みんなが頑張っているから、自分も頑張ろう、というポジティブな姿勢

周りがそうしているから、やらなければならない ではダメだということだ。
みんなの仕事への向き合い方をポジティブなプレッシャーとして感じ、ハイレベルを目指すことを常に意識したい。

売れる仕事のスキル
自分のスキルの中で、誰かに買ってもらえるようなスキルがあるか

会社との関係は、対等でなければならない。依存していてはだめということだ。給料を貰うために雇われているという感覚でない。
自分のサービス(仕事・スキル)を会社に提供することで、会社はそれが役に立っている。だから給料を貰えるのだ。このような感覚も常に意識したい。

人間性が重要
素の自分を大事にすること。自然体でいること

大人として振る舞うことができるか。ナイスな人であるかということだ。
自由な働きの中で成果をあげていくためには、もちろん、スキルもそうだが、自然体であったり素直・謙虚であったりとすることが大事ということは忘れてはいけない。

思考の柔軟さ
求められているのは、まったく違うものの組み合わせ

過去の延長性で考えたり、自分の専門外についても尊重ができるとうことだ。
常に前を向き、常に好奇心をもち、変化に対応できなければ、成果をあげられないということ。

不確実性を楽しめる
新しい時代では、はっきりと見える正解はない

何が起こるかわからないいような状況で、楽しく仕事ができているか。環境の変化で振り落とされるようでは、だめ。日々かわる変化に対して前向きにいられることが重要だ。

お金だけでなく、意義を感じて働く力
お金だけをモチベーションにする人は、あたらしい働き方は難しい

収入だけではない、強いモチベーションを感じることが大事だということ。
仕事の社会的な意義やインパクトの魅力をどんだけ感じられるか。お金だけでない意義を感じられるマインドを大事にしていたい。

常に進化し続けられる力
自分の今までやってきたことを完全否定できるかどうか

過去の成功体験にしばられずに、違うやり方を取り入れること。常に学び続けられる意識の高さがなければならない。常に成長し続けられるにいなければならない。

自分のスタイルを持っている
会社以外の仲間やライフスタイルを持っているかどうか

自分の生き方をしっかりもつということが、会社と対等でいられ、雇われていることに囚われず、成果をあげることに意識が向くということだ。自分がどんなライフスタイル、人生を送りたいか、しっかり持ち、はやりに流されず、自分の進みたい道をしっかりと描くことが重要だ。

以上のようなスキルを中心に17つのスキルが紹介されているが、このようなスキルは働き方云々に関係なく、身につけることで、仕事の成果は上げやすくなるスキルであると感じる。
そして、そのようなスキルがあれば本に書かれているような新しい働き方にかえることで、さらなる成果をあげらるようになるのではないだろうか。

まとめ

ここで紹介されている会社の働き方は、一見すると非常に魅力的に感じ、これまでの仕事のイメージとは異なるものに思える。それは、基本的に「自由である」からだ。この「自由である」ということを魅力と感じるのは、会社に雇われている感覚が強いのかもしれない。

何のために会社に勤めているのか、それは、やりたいことを実現するために勤めているのか。
やりたいことを実現するためにはどのようにしたら成果をあげられるのか。

そんなことを感じながら読んだ本であった。